九里オリックスへなど 12.13

1.FA選手の動向

⓵九里亜連投手(広島)

昨日、突然、オリックスと電撃合意していた事が判明した。昨日の記事で、オリックスが石川柊太投手の争奪戦から撤退し、九里投手などの獲得に舵を切ったという記事を書いたが、まさか契約合意していたとは!!本当に驚いた。内容は2年総額4億円(6億円という記事もある)とのことだが、海外FA権を行使し、メジャー挑戦と言っていたが、結局国内他球団に行った事になる。オリックスは昨年の西川に続き、2年連続で広島からFA選手を獲得した。

九里はBクラスなので、人的、金銭補償が発生する。昨年、広島は日高暖己投手を人的補償で獲得したが、今年もおそらく人的補償を要求するだろう。現役ドラフトでは山足を獲得しているので、オリックスからは2選手を獲る事になる。あとは人的補償がだれになるのかに興味がある。

②原口文仁選手(阪神)

昨日、チームに残留する事になった。Cクラスなので、他球団からオファーがあると思ったけど、一時西武に行くのではないかという憶測が流れた。しかし西武がFA戦線から撤退した事で、オファーがなく、結局残留となった。これで阪神は大山、原口の2選手の残留が決まった。

2.新外国人選手

①阪神

前フィリーズのニック・ネルソン投手の獲得調査を行っている事が判明した。メジャー通算74試合に登板し、5勝4敗、防御率5.20の成績。ナックルボールの使い手で、三振数も多い。嘗てエースだったジーン・バッキ―のような投手だという。獲得できれば先発で起用する方針。

阪神はゲラ、ビーズリーの残留が決まっており、ネルソンを獲得できれば、残りは野手と救援投手を1人ずつ獲得するようだ。育成で3人の外国人がおり、獲得できなければ、この中から支配下登録する事もあるという。

3.ポスティング

①小笠原慎之介投手(中日)

10日にポスティング申請を行った。交渉期間は2025年1月25日まで。現在7球団ほどが興味を示しているという。

⓶佐々木朗希投手(ロッテ)

現在交渉中だが、実に20球団以上から問い合わせがあるようだ。ヤンキース、パドレス、ドジャースなどの名門球団も入っている。特にヤンキースは必死のようだ。ただ移籍先が決まるのは来年1月15日以降の模様。それまでは争奪戦が繰り広げられる。

3.その他

①ソフトバンクは、ロッテにFA移籍した石川柊太投手に代わる先発候補として、昨年、ポスティングで日本ハムからレイズ、レッドソックスでプレーした上沢直之投手の獲得に動いている事が判明した。11月末に上沢本人、代理人と福岡市内で初交渉し、4年総額10億円規模の好条件を出したと言われている。2023年まで在籍した日本ハムでは通算70勝を挙げ、先発の実績は十分だ。仮に獲得できれば、先発ローテーションが充実する。ただ、ポスティングを認めた日本ハムも黙って指をくわえて見ているとは思えない。既に獲得オファーを出しており、今後は複数の球団が争奪戦を繰り広げると思う。

②2023年にDeNAに在籍し、10勝4敗、防御率2.76の好成績を収めたトレバー・バウアー投手が、日本球界に復帰するようだ。既にDenaを含めた複数の日本球団と交渉している事を、代理人が認めた。

バウアーはあくまでもメジャーリーグ復帰を目指して、DeNAを退団。何とかメジャー復帰を模索していたが、過去の女性問題が尾を引き、なかなか復帰できない。本人は最低年俸の74万ドル(約1億600万円)でもプレーしたいとアピールしたが叶わなかった。結局メキシカンリーグのレッドデビルズでプレー。10勝0敗、防御率2.48の好成績を収めた。

結局いくら動いてもメジャーに復帰できないのなら、日本球界でプレーした方がいいと思ったのだろう。現在は日本の球団と交渉しているようだが、DeNAは一番上にあるようだ。DeNAも先発投手陣の層を厚くしたいと思っているので、バウアーの復帰は願ったり叶ったりだろう。

※FA選手でまだ決まった居ないのは、甲斐、福谷、菅野の3人。甲斐は巨人への返答をどうするか、考えているようだ。福谷はヤクルトが獲得調査を行っており、菅野は複数のメジャー球団が興味を示している。菅野は来年まで持ち越すだろうが、後の2人は今年中に決まるかも知れない。

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