日本シリーズ第6戦
◎日本シリーズ
◇開始18時03分◇横浜
ソフトバンク
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
DeNA
0 3 1 0 7 0 0 0 X 11
【ソフトバンク】 ●有原(1勝1敗) 尾形 スチュワート 岩井 杉山 ヘルナンデス 津森
【DeNA】 大貫 浜口 ○坂本(1勝0敗) 伊勢 森原
[本塁打] 筒香1号(D) 柳田1号(ソ)
※2日は雨で中止となり、昨日に順延された第6戦。先発はソフトバンク・有原、DeNA・大貫。有原は第1戦で7回無失点と好投し、勝利を挙げている。大貫は第2戦で3回途中5失点でKOされており、昨日もそうなるのかと思っていた。
試合は2回、DeNAが筒香のホームランで先制、更に二死2,3塁から桑原の2点タイムリーが出て、計3点を取った。3回には二死満塁から森敬斗が押し出し四球で1点を追加した。ソフトバンクは4回、柳田の2ランホームラン(バックスクリーンに入る特大ホームラン)で2点を返し、2点差に追い上げた。5回、DeNAは一死満塁から桑原の押し出し四球で1点、梶原のタイムリー、オースティンの押し出し死球、筒香のタイムリー2塁打、宮崎のタイムリーで計7点を取り、試合を決めた。
最後はDeNA5番手の森原が、柳田を三振に仕留め、ゲームセット。DeNAが前身の横浜ベイスターズ以来、26年ぶりの日本一を達成した。その当時の選手は今、横浜の監督、コーチになっている。三浦、野村、佐々木(大魔神)、鈴木尚、石井、駒田(現巨人3軍)、谷繁など、当時の強力投手陣、マシンガン打線を構成した選手たちが、今は後輩の指導に当たっている。26年前の日本シリーズの相手は東尾監督率いる西武ライオンズだった。第1,2戦は横浜、第3,4,5戦は西武ドーム、第6,7戦は横浜の日程だった。この時は第1,2戦は横浜、第3,4戦は西武が勝ち、第5戦は横浜が17-5で勝った。その勢いで第6戦も横浜が勝ち、4勝2敗で横浜が日本一になった。
今年は外弁慶シリーズだった。第1,2戦がソフトバンク、第3,4,5戦がDeNAが勝ったので、このままいけば第6戦はソフトバンクが勝つ予定だった。しかし昨日の横浜スタジアムはベイファンで満員、おまけの球場の外までファンが詰めかけるほどの盛況ぶり。この状態ではソフトバンクは闘い辛かっただろう。2回の筒香のホームランで事実上勝負あったと思った。ベイファンの熱狂ぶりは26年前と変わっておらず、それだけチームを愛する気持ちが強いと思った。
実際1998年に日本一になった後、横浜は暗黒時代に突入した。最下位が常連で、チームも覇気がなかった。それが変わったのが2012年、横浜DeNAベイスターズになってからだ。初代監督の中畑清氏が、選手の意識改革に着手し、選手に一生懸命プレーする事を求めた。彼がいた4年間はBクラスだったが、それでも選手の意識は変わっていった。2代目のラミレス監督はデータ重視の野球をやったが、これが功を奏したと思う。それに山崎康、佐野、筒香、桑原、今永、石田、宮崎などの選手たちが入ってきたこともあり、次第にチーム全体が変わった。そして2017年、DeNAは3位になり、初のCS進出を決め、さらに阪神、広島を破って日本シリーズ進出を決めた。
この時はソフトバンク相手に2勝4敗で残念ながら日本一にはなれなかったが、これがチーム変革のきっかけになったのではないかと思う。その後はCSに出たりでなかったりだったが、今では優勝争いをやるまでに変わった。暗黒時代を知るものとして、今のチーム状況は正にあのころとは雲泥の差だ。
一方のソフトバンク。小久保監督になって1年目で見事リーグ制覇を決めた。91勝49敗3分けと立派な成績だ。今年こそリーグ優勝、日本一という目標を選手全体が持ち、それに向かっていく気持ちがよく出ていた。どんな状況でも選手が最後まであきらめない気持ちで戦ってきた。しかし、最後までけが人が出続けた。柳田の4か月に及ぶ離脱。中継ぎ陣を支えていた藤井、松本裕、オスナの離脱。シーズン終わりには近藤も怪我で離脱した。それでも最後までよくやったと思う。ただ藤井、松本裕がいれば、ソフトバンクが日本一になっていたかもしれない。それだけ彼らの力が大きいという事だ。
このシリーズもいい試合が続いた。両チームの選手たちには大きな拍手を送りたい。
※さて今年も公式戦、CS,日本シリーズとプロ野球の試合を書き続けてきました。やっと今日で終わりますが、来年はどうしようかと思っています。私も年ですし、70を迎えて体力がだんだん衰えてきております。今年中は何とか書き続けたいと思いますが、来年は思案中です。
これからストーブリーグが始まるので、今後はこれについて書こうと思います。今年も拙文をお読みいただき、ありがとうございました。
◇開始18時03分◇横浜
ソフトバンク
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
DeNA
0 3 1 0 7 0 0 0 X 11
【ソフトバンク】 ●有原(1勝1敗) 尾形 スチュワート 岩井 杉山 ヘルナンデス 津森
【DeNA】 大貫 浜口 ○坂本(1勝0敗) 伊勢 森原
[本塁打] 筒香1号(D) 柳田1号(ソ)
※2日は雨で中止となり、昨日に順延された第6戦。先発はソフトバンク・有原、DeNA・大貫。有原は第1戦で7回無失点と好投し、勝利を挙げている。大貫は第2戦で3回途中5失点でKOされており、昨日もそうなるのかと思っていた。
試合は2回、DeNAが筒香のホームランで先制、更に二死2,3塁から桑原の2点タイムリーが出て、計3点を取った。3回には二死満塁から森敬斗が押し出し四球で1点を追加した。ソフトバンクは4回、柳田の2ランホームラン(バックスクリーンに入る特大ホームラン)で2点を返し、2点差に追い上げた。5回、DeNAは一死満塁から桑原の押し出し四球で1点、梶原のタイムリー、オースティンの押し出し死球、筒香のタイムリー2塁打、宮崎のタイムリーで計7点を取り、試合を決めた。
最後はDeNA5番手の森原が、柳田を三振に仕留め、ゲームセット。DeNAが前身の横浜ベイスターズ以来、26年ぶりの日本一を達成した。その当時の選手は今、横浜の監督、コーチになっている。三浦、野村、佐々木(大魔神)、鈴木尚、石井、駒田(現巨人3軍)、谷繁など、当時の強力投手陣、マシンガン打線を構成した選手たちが、今は後輩の指導に当たっている。26年前の日本シリーズの相手は東尾監督率いる西武ライオンズだった。第1,2戦は横浜、第3,4,5戦は西武ドーム、第6,7戦は横浜の日程だった。この時は第1,2戦は横浜、第3,4戦は西武が勝ち、第5戦は横浜が17-5で勝った。その勢いで第6戦も横浜が勝ち、4勝2敗で横浜が日本一になった。
今年は外弁慶シリーズだった。第1,2戦がソフトバンク、第3,4,5戦がDeNAが勝ったので、このままいけば第6戦はソフトバンクが勝つ予定だった。しかし昨日の横浜スタジアムはベイファンで満員、おまけの球場の外までファンが詰めかけるほどの盛況ぶり。この状態ではソフトバンクは闘い辛かっただろう。2回の筒香のホームランで事実上勝負あったと思った。ベイファンの熱狂ぶりは26年前と変わっておらず、それだけチームを愛する気持ちが強いと思った。
実際1998年に日本一になった後、横浜は暗黒時代に突入した。最下位が常連で、チームも覇気がなかった。それが変わったのが2012年、横浜DeNAベイスターズになってからだ。初代監督の中畑清氏が、選手の意識改革に着手し、選手に一生懸命プレーする事を求めた。彼がいた4年間はBクラスだったが、それでも選手の意識は変わっていった。2代目のラミレス監督はデータ重視の野球をやったが、これが功を奏したと思う。それに山崎康、佐野、筒香、桑原、今永、石田、宮崎などの選手たちが入ってきたこともあり、次第にチーム全体が変わった。そして2017年、DeNAは3位になり、初のCS進出を決め、さらに阪神、広島を破って日本シリーズ進出を決めた。
この時はソフトバンク相手に2勝4敗で残念ながら日本一にはなれなかったが、これがチーム変革のきっかけになったのではないかと思う。その後はCSに出たりでなかったりだったが、今では優勝争いをやるまでに変わった。暗黒時代を知るものとして、今のチーム状況は正にあのころとは雲泥の差だ。
一方のソフトバンク。小久保監督になって1年目で見事リーグ制覇を決めた。91勝49敗3分けと立派な成績だ。今年こそリーグ優勝、日本一という目標を選手全体が持ち、それに向かっていく気持ちがよく出ていた。どんな状況でも選手が最後まであきらめない気持ちで戦ってきた。しかし、最後までけが人が出続けた。柳田の4か月に及ぶ離脱。中継ぎ陣を支えていた藤井、松本裕、オスナの離脱。シーズン終わりには近藤も怪我で離脱した。それでも最後までよくやったと思う。ただ藤井、松本裕がいれば、ソフトバンクが日本一になっていたかもしれない。それだけ彼らの力が大きいという事だ。
このシリーズもいい試合が続いた。両チームの選手たちには大きな拍手を送りたい。
※さて今年も公式戦、CS,日本シリーズとプロ野球の試合を書き続けてきました。やっと今日で終わりますが、来年はどうしようかと思っています。私も年ですし、70を迎えて体力がだんだん衰えてきております。今年中は何とか書き続けたいと思いますが、来年は思案中です。
これからストーブリーグが始まるので、今後はこれについて書こうと思います。今年も拙文をお読みいただき、ありがとうございました。
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